創業30周年を迎えました

一般社団法人あおもり健康企画は創業30周年を迎え、20241130日に記念講演とレセプションを開催しました。

 (基調報告)「保険薬局における地域の健康増進の取り組み」  大野あけぼの薬局薬局長 野藤 なつみ

 (記念講演)「健康格差社会への処方箋」  千葉大学予防医学センター特任教授、日本HPHネットワークCEO 近藤克則先生

 

【理事長あいさつ】

あおもり健康企画は1993年に設立、翌年19945月大野あけぼの薬局を開局し、今年で創業30周年を迎えることができました。

これもひとえに、関連する医療機関や法人、地域のみなさまの支えがあったことと、心から御礼申し上げます。

 

30年前はちょうど医薬分業が盛んにおこなわれ、これまで病院内の薬局に勤務していた薬剤師が、地域の保険薬局という場に立ち、安全で有効な薬物療法を実践するという民医連の方針に基づき、ひとりひとりの患者さんに寄り添い、現在の保険薬局のスタイルを築いてきました。

また支払いが困難な患者さんに対しても相談に応じながら、ケースワーカーに相談したり無料低額診療を紹介するなど、患者さんの医療を受ける権利を大切にしています。

 

あれから30年経過し、私たちをとりまく状況がだいぶ変わってきています。

新型コロナウィルス感染症流行後の私たちの生活、少子高齢化が進み働き手の不足、医療DXデジタル化の推進、そして何よりも社会保障費の減額と物価高騰が医療や介護の事業展開に大きく影響しています。

地域の方々のニーズをしっかりととらえ、医療DX等デジタル化の波にうまく乗りながら、医療機関、介護事業所と連携をはかることが、今後ますます重要になってくると思っています。私たちの組織も世代交代していますが、若い職員とともに乗り越え、地域のみなさまから必要とされる薬局作りをしていきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

                 一般社団法人あおもり健康企画 理事長 西村美和